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避難器具の自主設置についての扱い。

久々の更新です。

今回は、避難器具の自主設置についてです。

 

この建物は都心にある5階建ての事務所ビルで、室内階段1つの他にバルコニーに避難ハッチがついています。

建築当初より1フロア1事業所での貸出でしだが、これを2事業所に貸出をするため中間を区切りました。

そうなると、バルコニー側の事務所には避難器具があるのですが、裏側の事務所は避難器具がないことになります。

その部分を気にしたオーナーが、避難器具を設置したいとのことでした。

この建物の概要を調べてみると、主要用途が事務所でかつ面積も大きくないことから、消火器以外の消防設備は自主設置の扱いであることがわかりました。

 

一般的には、新たに避難器具を設置する場合は、必ず所轄の消防署に申請をしなければなりません。

ただしこれは、義務設置によって設置されるものが基本なので、今回のように自主的扱いで設置されるものは対象外であり、申請の必要はなくなります。

このことを知らない関係者の方は以外と多く、几帳面な方はそれでもきちんと申請して施工してほしいと言われることもあります。

もちろん法的に不要であっても決して悪いことではないので、消防署も受け付けてはくれます。

しかしここで注意してもらいたいのは、たとえ自主設置扱いであっても一度設置した消防設備は、その時点からずっと点検維持をしなければならない義務が発生するということです。

申請をしていなければ、維持も自主管理となるので報告も必要なくお金はかかりません。

ところが、無理に消防申請をしてしまうと、そこから先は消防も係ることになって、自主設置でも定期的な点検報告をしなければならなくなります。

この点検報告は、国家資格を持った消防設備士か点検資格者でなければ行えないので、そこには費用が必要になってくるのです。

その時だけではなくずっとですから、慎重に検討すべきですね。

 

今回の建物は、報告義務があるのは消火器だけなので、無理にお金をかける必要はないということから申請はしないことになりました。

実は一度申請していたのですが、検討した結果後から取り下げたんです。

 

義務の場合は無届で施工すると違法工事となってしまうという難しいことなのですが、何でもかんでも申請すれば良い訳でもないので、消防に関する疑問や要望はきちんと専門的な知識のある人に相談しましょう。

 

 

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